昨年末に成立した大麻草関連の法改正に際して、その詳細に関する意見を募集する「パブリックコメント」受付が5月30日に公表されました。その中で、THC規制値については、現実的な管理・運用が難しいレベルでの非常に低い数値が提示されています。仮にこのままの数値で施行されてしまうと、恐らく現行の大半のCBD製品は基準を満たすことが難しくなり、日本のCBD市場が崩壊する可能性もあります。
そのような背景のもと、今回、Green Zone Japan 正高先生の主導、KCAラボジャパンの協力とAsabis株式会社の協賛にて、現実に即したCBD原料/製品内におけるTHC実測値を明らかにするためのプロジェクトを始動することになりました。以下、ご案内させていただきます。
CBD/カンナビノイド関連事業者の皆様にもご協力をお願いできると有り難く存じます。是非ご一緒にCBD市場を守りましょう!
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プロジェクト概要
目的
現在市場に流通しているCBD原料や製品を、検出限界1ppmで検査し、どのような数値が出るかを確認し、厚生労働省に提示するため。
背景
厚生労働省は、彼ら独自の市場調査を基に今回のパブコメで提示された規制値を設定したと主張しています。この主張の正当性を確かめるため、検出限界1ppmで調査を行い、パブコメ提示の規制値を超える原料や製品が現時点での市場にどれだけ流通しているかを確認します。
体制
主催
・一般社団法人 Green Zone Japan: https://www.greenzonejapan.com/
・カンナビノイド医療 患者会 PCAT: https://www.pcat-japan.com/
プロジェクトリーダー
一般社団法人 Green Zone Japan 代表理事 正高佑志
プロジェクト協力/協賛
・KCAラボジャパン合同会社(検査の実行及び科学的コンサルティング, 検査費用の一部負担)
・Asabis株式会社(CBD関連事業者への案内協力, 国際送料の全額負担)
CBD関連事業者の皆様へのご協力ご依頼事項
ご協力ご依頼事項
・検査サンプルとして、CBD原料/製品, ヘンプ関連食品のご提供
・検査分析結果を主催に共有
・検査分析結果について主催を通じて厚労省に提出(社名・製品名は非公開)
・検査費用の一部負担
ご協力特典/メリット
・現時点で保有する貴社の原料/製品について、検出限界1ppmレベルでの検査結果を確認可能
・KCAラボジャパンの協賛により、検査費用が定価の3割引
・Asabis株式会社の協賛により、KCAラボ日本オフィスから本社ラボへの国際送料無料
・希望者は、プロジェクト協賛企業として、調査報告ページに会社/ブランドロゴを掲載可(不掲載も可)
検査対象
・CBD原料
・CBD製品
・ヘンプ関連食品
※アイソレート, ブロードスペクトラムの両方可
検査方法
・厚生労働省が提案している、LC-MS/MSを用いた検出限界1ppmでのΔ9-THC検査。
・CBDやその他カンナビノイドの正確な含有量を確認するための、HPLC-PDAを用いた検査。
※検査対象サンプルによって、一方もしくは両方の検査方法をKCAラボがご提案します。
ご協力申込フォーム
ご協力お申込フォーム: https://forms.gle/W8jy9oyWBfxv9iMG7
お申込後、その後の流れの詳細についてKCAラボジャパン担当者よりご連絡を差し上げます。
事前にお見積もりを提供することも可能です。
期日
・お申込締切: 6/27(木)
・サンプル提供/入金締切: 6/30(日)
※原則、7月1日に全てのサンプルをまとめてお送りする予定です。お早めの検査結果をご希望の場合、個別でご相談ください。
※本プロジェクトの検査結果は、パブコメ募集締切までに間に合いませんが、10月の施行前の可能な限り早めのタイミングにて、正高先生が厚労省に直接まとめて提出させていただく予定です。
検査に関するお問合せ先
KCAラボジャパン 天野(アマノ): japan@kcalabs.com
何かご不明点等ございましたら、上記メールアドレスまでお問合せください。
ご協力の程よろしくお願いいたします。