今回、スイス産の高品質CBDブランドAlpentol(アルペントル)を立ち上げ、日本にも展開している創業者のジルさんに英語で直接インタビューをする機会を頂きました。(記事は日本語に翻訳しております)
創業の思いや日本展開の経緯など、多岐に渡るお話を伺いました。この機会に是非ご覧ください!
イントロダクション
ジルさん、本日はお時間ありがとうございます。簡単に自己紹介をお願いできますか?
私はジルと申します。私は40歳で、フランスとイタリアの国境に近いスイス南部の小さな町、マルティニーで生まれ育ちました。
2015年後半、1%未満のTHCの大麻を製造および販売することを許可するという噂がありました。私はそれを聞きつけて、すぐに事業に取り組み始めました。
それから私は、市場に合法的な大麻の花穂を提供することに焦点を当てた会社、Sweetweed.chを設立しました。 3年後、ヨーロッパで市場が急激に成長し、スイスは小さな国内市場の割に供給量が多すぎたため、私は会社をフランスの投資グループに売却しました。 私の立ち上げたSweetweedは、現在Herborisia.frと呼ばれています。美しいCBDの花穂を見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。
大麻/CBD領域での連続起業家なんですね。すごい。
Alpentol(アルペントル)のブランドについて
では、今回新しく立ち上げたブランド、Alpentolについて教えていただけますか?まずは、コンセプトとしては、どのようなものなのでしょうか?
私は、太陽がたくさん降り注ぐスイスのヴァレー地方出身で、山岳リゾートとして知られるツェルマットや、有名なマッターホルンがあります。私の故郷を体現するブランド、そして私たちがこの地に持っている製品の品質を本当に表すブランドがあれば素晴らしいと思いました。
そのため、アルペントルは、自然、スイスネス(スイスらしさ)、そして太陽、というコンセプトに基づきブランドを作りました。
なるほど。たしかにアルペントルの製品には、スイスのデザインやアイデンティティが誇らしくアピールされていますね。日本でもスイスのイメージは良いので、事業としても面白いと思います。
ちなみに、他のブランドと比較した時の違いって何があるんでしょうか?
ほとんどの他のブランドと比較した時、私たちは地元での一気通貫体制が特徴です。私たちは大麻を地元で生産し、この地で直接CBDアイソレートに転換します。そのため、高品質基準で非常に競争力のある価格を提供できます。
なるほど。では、具体的な商品について教えていただけますか?ラインナップや人気商品など、いかがですか?
現在、CBDオイル、CBDハイボール、グミ、チョコレート、ポップコーンの5種類を取り揃えております。
日本の消費者は本当にグミを楽しんでいるのを知って驚きました。当社の製品は完全に天然であり、化学成分を一切含まないという事実を彼らが高く評価していることを嬉しく思います。
エディブルのラインナップが豊富ですね。また、CBDハイボールなど独自オリジナルの商品などあって面白いです。
僕もCBDハイボールを楽しませていただいたことがあるのですが、Alpentolでしか味わえない麻の独特の風味で、定期的に食べたくなります。ヨーグルトと混ぜると絶品です。
Alpentol創業 & ジルさんのストーリー
では、ここからはAlpentol創業や、ジルさんご自身について、お話を伺えればと思います。まず、Alpentol創業の経緯について教えていただけますか?
そういったご縁だったのですね。白坂さんは、日本で初めてCBDの輸入に成功した方で、業界ではレジェンドですね。私もお会いしたことがありますが、CBD・麻に関する愛に溢れた方でした。
次に、なぜジルさんが大麻産業に参入したのか教えていただけますか?
スイスはヨーロッパの中でもユニークな国です。私たちは欧州連合(EU)の真ん中に位置していますが、EU加盟国ではありません。したがって、大麻に関する独自の法律があり、それらは非常に進歩的です。10代の頃から、私の周りは誰もが大麻植物を育てていたので、ここでは大麻は普通のことです。
スイスにおける大麻を育成する技術は非常に高く、それにより品質・味・効果に大きな違いをもたらします。
大麻はスイスの方々の生活に根付いたものなんですね。かつては日本もそうだったと聞きますが、国ごとに大きな違いがあり面白いですね。
日本におけるCBDについて
次に、日本におけるCBD産業について、どう見ていらっしゃるか教えていただけますか?特に、欧州と比較した時、どうでしょうか?
日本のCBD業界は、大麻に関する法律が非常に厳しいフランスで起こっていたことを私に思い起こさせます。フランスでは過去3年間にCBDが非常にブームになり、スイスからフランスに多くの製品を販売しましたが、この産業は適切に規制されていなかったため、多くの企業が許可されているよりも多くのTHCを含む製品を販売したり、低品質の製品を提供するなどの非常に悪いことをしました。
日本のCBD産業の状況としては、新産業であるという点と、法律が厳しいという観点で、フランスでの状況と少し似ているのかなと思います。現状、違法に商品を販売している方々もいらっしゃるので改善が必要です。
なるほど。もしかしたら、フランスの状況を見れば、日本の状況を予測できるかもしれませんね。
また、日本の消費者には、粗悪なCBD製品に高い金額を支払うのをやめるようアドバイスしたいと思います。高い品質、適正な価格のものを見極めることが重要です。
なるほど。連続起業家であり、先進的な市場の事情に精通しているジルさんから見ると、日本のCBD産業には様々な課題がありそうですね。逆に、チャンスでもあるかもしれません。
そんなジルさんから見て、日本でCBDを広めるための戦略やアイデアは何かありますか?
私の経験から、CBDを広く普及させるための最も効果的な道は教育であると言えますが、それは最も難しい道でもあります。透明性と自主規制を持って人々を教育することは、CBD業界が反社会的勢力や変な個人の集団ではないことを日本の当局に証明する正しい方法です。その意味で、Project CBDのような方々は良い仕事をしていますが、それだけでは十分ではありません。私たちは、消費者と当局のために、より多くのことをし、より良くする必要があります。
なるほど。市場参加者全体への教育と、自主的に規律・モラルを高く事業を運営することが、他の業界以上に重要ですね。
ちなみに、他の国と日本のユーザーとの声で、何か違いはあるのでしょうか?
私の意見では、主に文化的要因による違いがあります。ヨーロッパの消費者は強い意見を持っており、製品やサービスが期待どおりではないことを知らせるために全力を尽くします。この点で、フィードバックの調整と獲得が容易になります。
日本の文化はとても奥深いので、外国人が適応して本当に何をすべきかを知るのは簡単ではありません。しかし、私たちは毎日学ぶことが多いので、それは素晴らしい経験です。
たしかに日本の消費者は、面と向かっては間接的なフィードバックしかくれないかもしれませんね。ただ、聞き方によっては率直な意見を拾うこともできるので、そこは今度一緒にディスカッションしましょう!
読者へのメッセージ
最後に、ジルさんから読者の方々へメッセージがありましたら是非お伝えください!
まず、日本の消費者の方々へのメッセージです。消費者の方々が私たちの製品を試して、日本でAlpentolについての情報を広めることができるようになったことに、とても感謝しています。
主要なCBDブランドとして認められるまでにはまだ長い道のりがありますが、消費者に誠実であり、手頃な価格の製品をご提供することが日本で成功するための鍵だと思い、精進したいと思います。
ありがとうございます。特にCBD産業では誠実さが大事だということは、ジルさんのご経験を含めて私も今回勉強させていただきました。
そして、パートナーになりうる事業者の方々へのメッセージです。日本のCBD市場はまだ非常に若く、状況は刻一刻と変化するので、単に商品を右から左に横流しする「ブローカー」になるのでなく、実際にCBDについて深く知っている信頼できる人々を周りに持つことが重要です。日本のCBD業界がどうあるべきかについてのビジョンと価値観を共有できる企業と連携することを楽しみにしています。いつでもご連絡ください。8時間のタイムゾーンの違いに慣れており、日本語で返信可能です。もちろん間違いもありますが、皆様とのコミュニケーションに最善を尽くしております。
ジルさん、本日はどうもありがとうございました!ぜひ先進的な市場での知見をもとに、日本のCBD産業発展にもお力添えいただけると大変心強いです!
最後に & インタビュー記念企画
インタビュー内容は以上です。いかがでしたでしょうか?スイスや欧州での経験や、日本市場に対するジルさんの視点が私自身は大変勉強になりました。
今回、インタビュー記念として、ジルさんのご好意でクーポンをご用意いただきました。「ALPENTOL10」というクーポンコードを活用いただければ、10%オフにて製品をお楽しみいただけます!こちらのウェブサイトよりご活用ください。
また、Twitterでも併せてインタビュー記念企画を開始予定ですので、こちらもお楽しみに!
Alpentolの製品は、非常にユニークで美味しいものが多いので、ぜひこの機会に皆様もお試しください!