Hemp Cafe Tokyo 宮内オーナーシェフにインタビュー!消防士から、健康・環境を良くするレストランの経営へ。

今回、CBDアドベントカレンダー企画のリアル店舗枠として、「Hemp Cafe Tokyo」オーナーシェフの宮内さんにインタビュー機会を頂きました。

ビーガンってそもそも何?という話から、ヘンプと健康・環境問題との関係性、宮内さんの消防士から現在に至るまでの転身等々、多岐に渡る濃いお話を伺いました。Hemp Cafe Tokyoに訪れたことがある方はもちろん、まだ行ったことない方や、ビーガンについてあまり良く知らない方も、この機会に是非ご覧ください!

イントロダクション

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

宮内さんの自己紹介とHemp Cafe Tokyoの概要について簡単に教えていただけますか?

はい。宮内と申します。今30歳で、Hemp Cafe Tokyoというお店を2017年の7月から始めました。料理も含めて、基本的に全ての業務を行なっています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo

基礎知識編: ヘンプ、ビーガン、ローフードとは?

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

Hemp Cafe Tokyoって、すごいユニークな存在だと思っています。ヘンプに特化して料理を提供されていたり、ビーガン料理を提供されていたり。

ヘンプやビーガンという言葉に馴染みのない読者の方も沢山いらっしゃると思うので、そのあたりのキーワードの解説を簡単にお願いしても良いでしょうか?

まず、ヘンプについて。ヘンプとは、産業用大麻のことを指します。具体的には、衣類や食用に使われる麻のことです。食用としては、ヘンプシードとか、ヘンププロテインとかヘンプオイルとか、普通にスーパーとかで売ってるようなものです。

いわゆるTHCという向精神作用のある成分が基本的には入っていない、日本でも利用可能な麻のことをヘンプと言います。CBDについては必ずしも入っているとは限らないのですが、産業用なので、食用だったり衣類用だったり神事など幅広い用途で使われています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。ありがとうございます。Hemp Cafe Tokyoのもう一つのテーマである、ビーガンについても教えていただけますか?

まず、お店は完全ビーガン対応でやっています。まず、ビーガンが何かというところから説明すると、完全菜食主義者のことです。食べ物の面では、ダシとか含めて、動物性のものを一切使わないです。

あともう一つ、ビーガンは食べ物に関することだけではなく、思想的な部分もあるので、動物の毛皮を利用しないなど動物愛護的な精神を持っている方や、環境保護の観点からビーガンを選択する方も多いです。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

へぇ〜。食べ物の志向っていうよりも、生き方みたいな感じなんですね。

そうですね。ライフスタイルに近いかもしれません。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。ベジタリアンは、逆に食べ物だけって言う感じですかね?

ベジタリアンにも色々な方がいるので一概には言えないのですが、総称としては「お肉を食べない人たち」と捉えてもらえれば、大体あっているかなと思います。ベジタリアンの中にも、魚を食べる人、卵や牛乳はOKな人、など色々なパターンがあります。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。そこがグラデーションになっているんですね。

そうですね。そこが完全菜食主義者であるビーガンとの違いです。ベジタリアンは「お肉を食べない人」ということで、魚・卵・乳製品などは人によって異なるので、結構幅が広いですね。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

これまでなんとなくで理解していたものを、よく理解できました。ありがとうございます。あとは、ローフードに関しては、どういった概念・定義なんでしょうか?

ローフードというのは、生食のことを指します。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

あ、ローカロリーのlowではなくて、生のrawなんですね。

要するに、加熱をしない調理法のことです。酵素栄養学という考え方から来ています。48度以下で調理をすれば食べ物の中に含まれている酵素をそのまま取り入れることができ、結果として消化に負担をかけなかったり、フレッシュな状態の栄養素を摂取できるという考え方です。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

素材の味を楽しむっていうような考え方でもあるんですか?

どちらかというと、健康の観点の方が強いです。野生の動物を考えてもらうと分かりやすいかもしれません。野生の動物って、基本的には病気にならないんですよ。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

え、そうなんですか。

野生の動物が死ぬパターンは限られています。外敵、飢餓、ウイルスなど感染症、寿命、ぐらいです。野生の動物は、基本的には生活習慣病にならないんですね。でも、ペットは人間と数年一緒に暮らすと、肥満にもなるし、癌にも、糖尿病にもなるんですね。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。

何が違うかというと、ペットは加工食品を食べていて、野生動物は生のフレッシュなものを食べているという違いがあります。身体は食べ物からできているので、非加熱のフレッシュなものを取り入れて健康に過ごしましょうという料理法や栄養学が、ローフードの考え方です。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。今、動物の例を出していただきましたけれど、人間も同じだということで?

そうですね。そして、ロービーガンっていう生の野菜や果物しか食べないという方々もいらっしゃいます。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo

日本におけるビーガンの現状

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。日本での現状ってどんな感じなんですか?ベジタリアンとかビーガンとかローフードを気にされている人たちって、どれぐらいいらっしゃるのかってご存知ですか?

ちょっと前の数字ですが、確か日本では人口の2%ぐらいって言われていた気がします。健康や宗教や環境問題など、色々な方向性の方を合わせた数字ですが。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

割といるんですね!僕の体感よりも多い気がします。

データを見たのが少し前なので、今はもっと増えているかもしれません。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

僕のイメージだと、この分野って日本はグローバルで見た時に遅れている国なのかなっていう印象なんですけど、先進的な国と比較すると、どんな感じなんでしょうか?

例えば、ドイツは10%がビーガンですね。ドイツは、世界の中でも進んでると言われています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

全然そのイメージがありませんでした。どちらかというと、ソーセージとか(笑)

そうですね。ここ5年くらいで急速に関心が高まったみたいです。特に欧州では、グレタちゃんじゃないですけど、環境問題に対する意識から、ビーガンを選択する人が増えているようです。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。確かに欧州は環境問題に対する意識が高いですもんね。

Hemp Cafe Tokyoのテーマ

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

ここまでの前提知識を踏まえた上で、Hemp Cafe Tokyoについて是非教えて頂きたいんですけど、まずコンセプトってどんな感じになるんでしょうか?

Hemp Cafe Tokyoを直訳すると、大麻喫茶東京(笑)

お店の理念としては、「健康」と「環境」という2つのテーマがあって、それにジャストミートしたスーパーフードとしてヘンプを扱っています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど!

なんでヘンプがそこにジャストミートするのかというと、先ほどお話した通り、産業用大麻は衣類から食品から建物の素材まで非常に用途が広い。その中の食べ物としての面では、タンパク質や鉄分やビタミンなどの様々な栄養素が非常に豊富で、スーパーフードと言われるくらいです。実は意外にも、ヘンプは鶏肉よりもタンパク質があったり、食物繊維もゴボウよりあったりします。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

最強ですね(笑)

はい。プラス、環境の面においても、農薬や水や手間を必要とせずに大きく成長するので、コスパが良いと言うか、環境負荷をかけずに作ることができます。あとは、エネルギーにもなったり、プラスチックやコンクリートもヘンプから作ることができたり。現代は石油で様々なものが作られていると思うんですけど、実はそれらをヘンプに置き換えることができるんです。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど、すごい。

石油代わりになる植物でもあるので、石油というのはサステナブルじゃないですけど、ヘンプはサステナブル。そういったものがHemp Cafe Tokyoの由来です。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。

もっと世の中にヘンプというものを伝えたいし、あとは裏テーマとして「常識は常識じゃない」という思いを抱いてやっています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

常識は常識じゃない?どういうことですか?

歴史を見ると、みんなの常識がまるっきり間違っていることも沢山あると思っています。ヘンプがそれを象徴するような存在で面白いなと。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

確かに、日本では相当偏見がありますけど、実際は凄いもんなんだよ、と知ってもらいたいし、常識を覆したいですよね。

そうですね。時代もそうだし、国によってもそうだし、常識って変わってくものだと思っています。日本って特に、みんなと同じであることを好むというか、常識に縛られている方が沢山いると思っているので、そんな日本でヘンプを始めるのが逆に面白いなと思って始めた部分もあります(笑)

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

そうなんですね!逆境や挑戦に燃えるタイプなんですね。今の日本社会に風穴を開けて欲しいです!

はい。世界で大麻が解禁している一方で、日本では大麻で逮捕される芸能人が取り沙汰されるなど、そうした混沌とした時代の空気感も含めて、今のタイミングは面白いなと思っています。また、どのみち長期で見たら、ヘンプはメジャーなものになっていくと思います。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo

お客様や人気メニューについて

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

宮内さんがおっしゃったとおり、現状、日本にいる方のほとんどは偏見を持ってると思うんですけど、そんな中でHemp Cafe Tokyoに来るお客さんって、どういうところ求めてる方が多いんですか?

お客さんについては、コロナ前とコロナ後で変わったと思っています。元々はビーガンというキーワードでくるお客さんが海外の方も含めて多くて、そういった方々にプラスして、コロナ後のここ最近はCBDに興味のあるお客さんも増えてきました。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。

全体的に言うと、海外に住まれていた経験があったり、アンテナや情報感度が高い方が多い印象です。最近では、若い方、大学生とかも増えましたね。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。男女比でいうと、どんな感じですか?

男:女= 4:6くらいの印象です。ビーガンのカフェは一般的には女性が圧倒的に多いのですが、Hemp Cafe Tokyoは5:5まではいかないですけど、ほぼ半々です。 

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

何で男性が多く来てくれているんでしょうか?

やっぱり、コンセプトのヘンプというのが大きいかもしれません。あとは、ビーガンレストランは、店の内装とか、食事メニューとか、女子ウケを狙っているところが多いですが、うちは男性にも入ってもらいたいので、お酒や、可愛いだけでなくカッコイイ料理も用意しています。なので、男性ひとりで来る方も結構いらっしゃいます。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

その中で、人気メニューとかおすすめメニューとかってありますか?

ランチだと、石焼きビーガンビビンバが一番出ています。大豆ミートやビーガンのチーズを使っています。あと、お店の定番としては、ブリトーも人気です。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

僕も夜に一度Hemp Cafeに来て、ヘンプビールと一緒に、ブリトー寿司なるものを食べたんですけど、めちゃめちゃ美味しかったです。それまで、ビーガンってあっさりした味なのかなって思ったんですけど、ちゃんとガッツリ美味しかったので驚きました。

嬉しいですね。僕自身もビーガンじゃないので、ビーガンじゃない人たちが満足できるかどうかを大事にしています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo

宮内さんがHemp Cafe Tokyo立ち上げに至るまで

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

ここから宮内さんご自身のお話に入りたいと思うんですが、Hemp Cafe Tokyoを始めるまでの経緯、どんなバックグラウンドのある方なのか、教えていただけますか?

僕は4年前の2017年からお店を始めたんですけど、元々18から25まで消防士をしていました。格好良さそうだなという理由で消防士になったんですけど、消防士になってからしばらくして、自分の好きなことを仕事にしたいなっていうのを考えるようになりました。その好きなことが料理でした。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

元々は消防士だったんですね!

二十歳ぐらいから、消防士をやりながら、料理の勉強を無給でスタートしたのが始まりでした。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

修行期間として、ということですね。

はい。消防士を辞めてすぐお店を構えられるわけでもないので。

で、そこからなぜビーガンとかの方向に行ったかと言うと、23歳くらいの時にたまたま入ったレインボーローフードというカフェに入ったのがきっかけでした。そこで食べた、ローフードやビーガンの料理がシンプルに美味しくて衝撃でした。それまで、ビーガンが美味しいものとしての認識がなくて、むしろマズイものだろうと思ってたんですけど、めちゃめちゃ美味しかったので興味を持ち始めました。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど!

そこのお店でローフードマイスターの資格が取れるというポスターが壁に貼ってあり、興味があったので勉強を始めました。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

そういう経緯だったんですね。

きっかけを作ってくれた、そこのオーナーの方は、サンフランシスコに住んでいて情報感度が高い方で、今まさに話題になっているNetflixのGame Changersというビーガンを特集したドキュメンタリーがあるんですけど、そこの内容を何年も前に先取りしている方でした。それを知った23歳の僕は衝撃を受けました。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

ビーガンが今ほど話題になっていない時なので、かなり早いですね。

そうですね。食べてるもので身体ができているという当たり前のことが初めて腑に落ちました。

その時、たまたま僕は消防士の仕事の一環で、救急の仕事もしていたんですけど、毎日色んな不幸に出逢っていました。事故はもちろんですが、病気や若くて生活習慣病で苦しんでいる方など。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

そういう仕事ですもんね。。。

確かに僕たちは、救急で現場まで行って、こうした病気の方を救っているかもしれないけど、そもそも根本の原因を突き詰めたら食だよな、と思いました。

現代医療って薬で治すという考え方なので、病院でも基本的には食生活の話まで触れないことが多いんですよ。そうした日本の現状も考えたときに、料理が好きでいつか自分でお店を持ちたいと思っていた夢と繋がりました

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。そういうストーリーや思いがあったんですね。

はい。それで、僕がやるんだったら、健康的で美味しくて、食に対する考え方が変わるきっかけになるようなお店を作りたいと思いました。結果的に、自然とヘンプに繋がりました。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど。ヘンプの情報はどこで仕入れたんですか?

それもレインボーローフードのオーナーの方から教えてもらいました。その方は、10年くらい前に日本にローフードを持ってきて広めた方で、今では僕のメンター的な存在でもあります。その方と話している時に「これからヘンプの時代が来るよ」という話があり、ピンときました。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo

コロナ禍における変化や対応

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

直近の活動についてお聞きしたいと思います。今コロナ禍になって、特に飲食店の方々は色んな変革が迫られているかと思うんですけれど、現状こんなことにチャレンジしてるとか、こういうところに困っているとかあったりしますか?

外食産業、どこも厳しい現状かと思いますが、正直なところ今は本当に先がどうなるか分からないです。コロナによって僕自身の経営に対する考えも変わりました。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

そうなんですね。どう変わったんですか?

これまでの飲食店のセオリーだと、店舗を増やしてブランド力を上げて、それによってまた店舗を増やして、という多店舗展開の循環をつくれるか、が重要だったと思います。ただ、コロナが来たことにより一番ダメージを受けたのが、そうしたアグレッシブな経営スタイルのところだったと思います。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

確かに。

もう答えが無い時代だなと思っています。先ほどお話ししたような大きなところを目指しているんですが、今一番大事にしているのは身近なスタッフやお客様や周りの人が幸せかどうか、というところです。そういう気持ちに今は切り替わっています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

はい、なるほど。出来ることからですね。

あと、今僕たちはSNSに力を入れていて、特にInstagramを頑張っています。最近思うのは、これだけ物が溢れている時代、何を食べたいか、があまり重要じゃなくなってくるんじゃないかなと。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど、もう少し詳しく教えていただけますか?

「死ぬ前に何を食べたいか?」ってよくある会話だと思うんですけど、物質的な豊かさより精神的な豊かさの方が重視されるようになってくる中で、何を食べたいかより、誰と食べたいか・誰の料理を食べたいか、じゃないかなと。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

確かに、それは言えてるかも。

なので、こういう人たちがこういう思いでやっている、というのをわかるように発信しています。最近だと、お店でテイクアウトの料理に、Hemp Cafe Tokyoの手書き新聞を入れたりもしています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

Hemp Cafe Tokyoのコミュニティやファンを身近なところからSNSも活用しながら徐々に広げて作ってるようなフェーズということなんですね。

そうですね。自分たちの周りを満たしていけば、自然と新たな縁やチャンスも入ってくると思っています。まずは身近なところにフォーカスしています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo

CBDの捉え方

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

ところで、Hemp Cafe Tokyoに色んなCBD製品もヘンプとの関わりっていうことで置いてると思うんですけれども、CBDとの関わりや、宮内さんがCBDをどのように捉えているか教えていただけますか?

CBDは、製品を店に置いていたり、ドリンクやスイーツに入れたりと、Hemp Cafe Tokyoの売りの一つとしてやっています。

ただ、僕たちはCBDの専門店というより、ヘンプという大きなメインの枠の中の、一つのメニューとしてCBDをやっているというイメージです。CBD自体は良いものなんですけど、Hemp Cafe Tokyoとして伝えたいのは、健康だったり環境問題なので。例えて言うなら、筋トレのトレーナーなのに、食事や運動のことをおざなりにして、プロテインのことだけを押し出しても意味ないよなと思っています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

なるほど(笑)そこの手段と目的を履き違えないように、ということですね。

もちろんCBDも活用するんですけれど、ビーガンやローフードも活用しながら、トータルとしてバランスよく、食の大切さを伝えていきたいなと考えています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo

今後の展望とメッセージ

ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

最後に今後の展望と、CBDアドベントカレンダーの他の参加者の方や読者の方に対してメッセージなどあれば是非教えてください!

まずはお店としてのクオリティを愚直に上げていきたいと思っています。

どうやったらビーガンが広まるのか、と考えた時に、健康に良いとか環境に良いとかいう正しい知識よりも、結局は美味しいかどうかとか、エンターテイメント性が重要になってくると思っています。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

確かに。僕も宮内さんの料理が美味しかったからこそビーガンにようやく興味が出ました(笑)

そこの部分でまだまだ出来ることはあると思うので、まずは足元の自分たちのお店のクオリティを上げるところに専念したいと思います。

あとは、CBDのレシピ本を出版しようと計画中です。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

おー!どんな本ですか?

ビーガンのCBD料理を扱うレシピ本です。まだまだCBDって難しいと思ってる方が多いと思いますし、今出ている本も専門的な難しい内容を扱っているものばかりだと思っています。そこを初心者の方も手に取りやすくしたいです。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

たしかに、CBD料理は何を気をつけた方が良いのかとか全く分からないので、レシピ本欲しい!

CBDも健康に関心があるから使っている方が多いと思うので、根本のところで目的はビーガンと通じる物があると思っています。なので、CBD×ビーガンは相性が良いかなと。

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

まさに!

せっかくなので、CBDショップを一覧でわかるようなマップとかも入れられたらなと思っているので、ロジャーさんもご協力してください(笑)

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
ロジャー@CBD部
ロジャー@CBD部

それは面白い!ぜひ!ご興味あるCBD事業者の方は是非ご連絡ください。僕からも連絡してまいります!笑

では、宮内さん、貴重なお話ありがとうございました!

ありがとうございました!

宮内さん@Hemp Cafe Tokyo
宮内さん@Hemp Cafe Tokyo

以上です!このインタビューを通して宮内さんやHemp Cafe Tokyoに興味をお持ちいただいた方は、ぜひ一度お店に遊びに行くか、Uber Eatsなどでビーガン料理を試してみてください。僕自身も、ビーガン料理の美味しさに驚きました。また、ぜひHemp Cafe TokyoのInstagramもチェックしてみてください!美味しそうな料理が並んでいるので、深夜に見るのは厳禁(笑)

本インタビューはCBDアドベントカレンダー企画の一環として実施しております。3月24日〜4月20日の期間、毎日日替わりで様々な方々がCBDに関する思いや知見を情報発信しております。ぜひこちらも併せてご覧ください!