こんにちは!CBD部のこんさんです!
CBD/麻産業を盛り上げるという趣旨の連載企画 CBDアドベントカレンダー2025 に共感いただき、60年以上も歴史のある『Pharma Hemp』の日本支社『PharmahempJapan』さんに記事を寄稿いただきました。
今回は、人気のブランド『ファーマヘンプ』について、インターネット上で見かける『規制』という言葉の真相に迫ります。この記事を通じて、ブランドの信頼性や品質へのこだわりを詳しくご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

近年、CBD(カンナビジオール)市場が世界的に急成長する中で、日本でもその注目度が高まっています。健康やウェルネスの分野で注目されるCBDですが、インターネットで「ファーマヘンプ」と検索すると、「規制」というネガティブなキーワードがサジェストされることがあります。

このキーワードから、ファーマヘンプが何か問題を抱えたブランドだと誤解される方もいるかもしれません。しかし、実際にはファーマヘンプは規制されたわけではなく、過去に厚生労働省から注意を受けたに過ぎません。しかも、その背景には、基準値が明確でない時代に最高品質の商品を日本に届けようとした真摯な姿勢があります。本記事では、ファーマヘンプと「規制」をめぐる誤解を解き、ブランドの信頼性とその取り組みについて詳しくお伝えします。
※本記事は、CBD/麻を盛り上げるという趣旨の「 CBDアドベントカレンダー2025 」と連携中
1. アドベントカレンダーとは?
元々アドベントカレンダーとは、12月1日からクリスマス当日までの日々をカウントダウンして楽しみに待つための期間限定カレンダーのことを指します。
そこから転じて、最近では12月1〜25日にかけて、業界や趣味ごとにブログ記事を日替わりでアップして情報交換や交流を図る動きが出てきています。例として、IT関係アドベントカレンダーやサウナ関係アドベントカレンダーが立ち上がったりと、多様なテーマのアドベントカレンダーが盛り上がっています。
2. 本企画「CBDアドベントカレンダー」の趣旨
3月24日〜4月20日の28日間にかけて、CBDに関わる様々な方々がCBD/麻に関する知見や熱い思いに関するブログ記事(もしくは動画)を日替わりで発信、そこから生まれる知見共有や議論によりCBD/麻産業を盛り上げるきっかけをつくりたいという趣旨です。
アドベントカレンダー企画は、通常クリスマス時期に開催されることが多いですが、今回の日付の設定理由としては、Japan CBD Day(※)である3月24日を開始日、CBDの由来である大麻を祝う日である4月20日を最終日としました。
新たにCBDに興味を持つ方が増えたり、既にCBDを好きな方がCBDに関する知見を更に深めたり、家族や友人との間でCBDに関する会話が始まったりと、何かCBD/麻産業が盛り上がるきっかけの一つになれば嬉しいです。
※アルファベット順でC=3, B=2, D=4となることから、CBD部がJapan CBD Dayとして勝手に提唱。
ファーマヘンプとは:ヨーロッパを代表するCBDブランド
ファーマヘンプ(PharmaHemp)は、スロベニアに拠点を置くCBDブランドで、ヨーロッパでも高い評価を受けています。
スロベニアは、豊かな自然環境と厳格な農業基準を持つ国として知られ、ファーマヘンプはそこで栽培された有機ヘンプを使用し、高品質なCBD製品を生産しています。同社は、CBDオイル、クリーム、カプセルなど幅広い製品ラインナップを展開し、第三者機関による厳格な検査を通じて品質を保証しています。
ファーマヘンプの製品は、THC(テトラヒドロカンナビノール)が検出されないレベルに抑えられており、日本を含む多くの国で合法的に販売されています。
日本市場においても、ファーマヘンプは早くから注目を集め、多くのユーザーに支持されてきました。CBDが持つリラックス効果や、ストレス軽減、睡眠改善などの可能性に魅力を感じる人々が、ファーマヘンプの製品を選ぶ理由は、その一貫した品質管理と透明性にあります。しかし、そんなファーマヘンプが「規制」というキーワードと結びつけられる背景には、過去の出来事が関係しています。
ファーマヘンプと「規制」:厚生労働省からの注意の真相

ファーマヘンプが「規制」という言葉と関連付けられるようになったのは、数年前に厚生労働省から受けた注意がきっかけです。しかし、ここで強調したいのは、ファーマヘンプが規制されたわけではないという点です。実際には、製品の販売は継続可能であり、現在も日本で合法的に販売されています。では、なぜこのような注意を受けたのでしょうか。
当時、日本ではCBD製品に関する規制がまだ明確ではありませんでした。THCの含有量に関する基準値が定められていなかったため、輸入されるCBD製品には一定のリスクが伴いました。ファーマヘンプは、ヨーロッパで高い評価を受けていた製品を日本市場に導入する際、最高品質の商品を提供することを最優先に考えました。しかし、基準値がない中で、微量のTHCが検出された製品が一部含まれていたことが問題視され、厚生労働省から注意を受けたのです。
この点について、ファーマヘンプ側に故意的な違反があったわけではありません。むしろ、当時の規制の曖昧さの中で、最高の商品を日本に届けようとした結果、こうした事態に至ったのです。
ファーマヘンプは、この注意を受けて直ちに対応し、THC含有量を日本市場向けにさらに厳格に管理する体制を整えました。現在では、日本国内の基準に完全に適合した製品のみを販売しており、信頼性の高いブランドとして再び注目を集めています。

規制の誤解を逆手に取る:ファーマヘンプの信頼性向上への取り組み
「規制」というキーワードがサジェストされることは、一見ネガティブに思えるかもしれません。しかし、ファーマヘンプはこの状況を逆手に取り、信頼性向上のための取り組みを強化してきました。まず、透明性の高い情報開示に力を入れています。すべての製品には、第三者機関による検査証明書(COA:Certificate of Analysis)が添付されており、THCが検出限界以下であることが確認されています。これにより、消費者は安心して製品を選ぶことができます。
また、ファーマヘンプは日本市場向けに特別な配慮を行っています。日本の規制環境に適応するため、製品の製造プロセスを見直し、THCフリーの製品開発に注力しました。さらに、日本国内での販売パートナーと連携し、適切な輸入手続きと品質管理を徹底しています。これらの取り組みは、過去の注意を教訓として、より安全で信頼性の高い製品を提供するための努力の表れです。

ファーマヘンプが目指す未来:CBD市場でのリーダーシップ
ファーマヘンプは、過去の経験を活かし、今後も日本市場でのリーダーシップを目指しています。2025年現在、日本のCBD市場は急成長を続けており、2033年までには19.4億ドルに達するとの予測もあります(Euromonitor調べ)。この成長の背景には、消費者の健康意識の高まりや、規制緩和の動きがあります。2024年12月には、日本で大麻使用が刑事罰の対象となりつつも、医療用大麻やCBD製品の利用が認められる法改正が行われました(Kyodo News, 2024)。こうした環境の中で、ファーマヘンプは安全で高品質な製品を提供し続けることで、市場での信頼をさらに高めていくでしょう。
また、ファーマヘンプはペット用CBD製品の分野でも注目を集めています。ペットのストレス軽減や関節痛の緩和に効果があるとされるCBDは、アメリカでは市場全体の3~5%を占めるまでに成長しています(Zion Market Research)。日本でも同様のトレンドが見込まれる中、ファーマヘンプはペットオーナー向けの製品開発にも力を入れています。

まとめ:ファーマヘンプの信頼と未来への展望
ファーマヘンプと「規制」というキーワードは、過去の出来事から生まれた誤解に過ぎません。実際には、ファーマヘンプは厚生労働省から注意を受けただけであり、故意的な違反ではなく、基準値が不明確な時代に最高品質の製品を届けようとした結果でした。現在では、日本市場に適合した製品を提供し、透明性と品質管理を徹底することで、消費者の信頼を取り戻しています。
「規制」という言葉を逆手に取り、ファーマヘンプは信頼性向上のための取り組みを加速させました。その結果、ファーマヘンプは日本市場で再び注目を集めるブランドとなり、急成長するCBD市場でのリーダーシップを目指しています。
消費者の健康とウェルネスを支える存在として、ファーマヘンプの今後の展開に期待が高まります。
みなさんも、ファーマヘンプの製品を通じて、CBDの可能性をぜひ体験してみてください。
関連リンク
- Pharma Hemp Japan ウェブサイト: https://pharmahemp.jp/
- Xアカウント: https://twitter.com/DENEN_CBDLAB