CBD成分構成 3種: アイソレート・ブロードスペクトラム・フルスペクトラムとは?

こんにちは。CBD部の麻子です!

商品表記等で、CBDに興味のある方は目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、CBD界隈の分かりにくい用語シリーズ!ということで、CBDの成分構成「アイソレート」「ブロードスペクトラム」「フルスペクトラム」の共通点や違い、そして、これらを選ぶ際にキーワードとなる「アントラージュ効果」や、その他注意点等について解説したいと思います。

それぞれの大枠のイメージ

「アイソレート」「ブロードスペクトラム」「フルスペクトラム」これら3つは、CBDの抽出方法等から来る含有成分の違いを指す用語です。

分かりやすくイメージしていただくために、「砂糖」に例えると、

  • アイソレート」 = サトウキビから何度も不純物を取り除き精製された「白砂糖」
  • 「ブロードスペクトラム」 = 「黒砂糖」から一部成分を取り除いたもの
  • 「フルスペクトラム」 = サトウキビを煮詰めてそのまま抽出した「黒砂糖」

というような違いです。「小麦粉」と「全粒粉」や、「玄米」と「白米」の関係とも近いかと思います。

以下それぞれについてご説明します。

アイソレートとは?

アイソレートを直訳すると
Isolate = 分離
という意味になります。

純粋なCBD成分のみを抽出したものを指し、メリットとしては、以下が挙げられます。

  • 他の麻の成分を含まないことから無味無臭。そのため、オイルやクリーム等、様々な形態の商品に調合しやすい。当然、料理にも使いやすい。よって。日常的に摂取しやすくなる。
  • ブロードスペクトラム等と比べると、価格が安い傾向にある。
  • THC成分(日本国内では違法。ハイになる作用を持つ成分)を摂取する心配がない。

手軽に日常生活の中に取り入れて継続しやすいのが「アイソレート」の特徴と言えるかもしれません。

ブロードスペクトラムとは?

ブロードスペクトラムを直訳すると
Broad Spectrum = 幅広い領域
という意味になります。

麻には様々な成分が含まれていますが、その多様な成分が含まれているのが特徴です。ただし、THCというハイになる作用がある成分(日本では違法)は含まれていません。
「白砂糖」より「黒砂糖」の方が栄養があるという関係と同じく、「アイソレート」よりも「ブロードスペクトラム」の方が効果が高いのですが、これの詳細については、以下に続く項目で解説します。

フルスペクトラムとは?

フルスペクトラムを直訳すると
Full Spectrum = 全領域
という意味になります。

THC成分も含めて、麻由来の多様な成分をそのまま抽出しているのが特徴です。
「アイソレート」はもちろん、「ブロードスペクトラム」よりも、THCが含まれていることにより、相乗効果で大きな効果の発揮を期待できるのがメリットです。
注意点としては、上述している通り、日本国内では基本的に違法であるという点です。

麻成分のシナジー「アントラージュ効果」とは?

アントラージュ効果とは、麻由来の多様な成分とCBD成分を合わせて摂取することで、
CBD単体で摂取するよりも、相乗効果でより大きな効果を期待できることを指します。
アイソレートのCBD製品で効果を感じにくかったという方は、ブロードスペクトラム等のアントラージュ効果を期待できる製品を試してみるのがお勧めです。

「フルスペクトラム」に関する注意点

まれに日本国内においても「フルスペクトラム」と表記している製品もありますが、独自に捉えた定義を使っているか、あるいは、THC成分が検査機関において非検出レベルで低いものに限られます。
よって、実質的には「ブロードスペクトラム」に近いことが多いです。

また、海外サイトで「フルスペクトラム」CBD製品をご自身で購入される場合、
意図せずしてTHC含有のものを購入してしまう可能性があるので注意しましょう。たとえ、その海外サイトの所在国では合法であったとしても、日本においては、現時点では違法です。

個々人の用途や体質に応じて、CBDの使い分けを

この記事でお伝えしたかったのは、必ずしも「アイソレートよりもブロードスペクトラムが良い!」ということではなく、それぞれの方の用途や体質に応じて、CBD商品を使い分けることが重要ということです。
最初のうちは、どれを選べば良いかよく分からないこともあるかと思いますが、
ぜひCBDの比較・条件検索機能にて、あなたのCBD商品選びをお手伝いできると嬉しいです!