【大麻ディスペンサリーマップ】Cannabis Map in Vancouver

こんにちは、CBD部のまさきです。

バンクーバーでのCannabis留学が始まり、早くも2ヶ月が経ちました。

今回の記事では、「合法国にあるディスペンサリー」について紹介いたします!

僕自身が留学前に「ディスペンサリーて実際はどんなところなんだろう?」という疑問を抱いていたことから、ディスペンサリーを訪れたことのない人も同じような疑問を持っているのではないでしょうか?

今回は、バンクーバーのダウンタウンにあるディスペンサリーのいくつかを画像とともに紹介し、さらにそこから感じたことや推測も加えながらディスペンサリーの雰囲気を伝えることができたら幸いです!

※当記事は大麻の購入・使用を推奨する意図はございません。「どこのお店が安い?」「どこのお店の質が良い?」といったご質問にはお答えかねますので、ご了承ください。

1.ディスペンサリーとは?

そもそもディスペンサリーとは何なのでしょうか?

辞書を引くと、ディスペンサリー(dispensary)とは、「病院や学校に設置された処方箋(お薬)を配布・管理する場所」「薬局」という意味があります。

しかし、主に海外で「Dispensary」は「国や州から認可を得て大麻を販売する店」という意味で使われ、「Cannabis Dispensary」などのように使われます。実際にGoogle Mapで「Dispensary」と検索すると薬局(Pharmacy)はヒットせず、大麻販売店がヒットしました。

2.MAP

こちらは「Cannabis Map in Vancouver」です!

MAPの概要は以下の通りです!

範囲 : バンクーバーのダウンタウン(繁華街)の中心部から徒歩でいける範囲

選定条件 :
①Google Mapで「Cannabis」と調べてヒットした店舗であること。
(非合法な店、ヒットしなかった疑わしき店は念の為に排除)

②ディスペンサリーであること(オフィスや宅配オンリーの店は排除)

目的 :
大麻合法国のディスペンサリーがどのようなものなのかを調査

※当マップは大麻の購入・使用を推奨する意図はございません。

上記選定条件で調べた結果、9件のお店がダウンタウンの中心部付近にあることが分かりました!
お店の距離感は歩いて10分間隔程度の距離感です。
Google Mapで「Liquor Store」(酒屋)と調べると同じ範囲内でのヒットは12件。僕が調査した範囲に関して言えば「ディスペンサリーの数」<「酒屋の数」という結果になりました。
コロナ前はもっとたくさんのディスペンサリーがあったようですが、非合法国で過ごしてきた僕からすると「思っている以上に多い!」というのが率直な感想です。感覚的に東京の牛丼屋くらいの距離感で店があり、大通りに構えている店もあることからディスペンサリーには一定の需要があるのだと強く感じました。

3.各ディスペンサリーの紹介

さて、それでは各ディスペンサリーを写真と共に紹介いたします!
※店員さんに撮影の許可をいただいています。
※人物にはプライバシー保護のため、モザイク処理をかけています。


①Marigolds Cannabis

1店舗目はガスタウンにある「Marigolds Cannabis」

残念ながら店内は撮影禁止でした。

店内には製品の画像が載っているカードがたくさんあり、サティバかインディカか、THCとCBDの含有量など細かく書かれていました。また、説明を受ける中でCBNとCBGの話になり、「GとNの違いは何ですか?」と聞くと「GはUpで、NはSleepだよ」と教えてくれました。ここで「High」という単語ではなく「Up」という単語を使っていたのが印象的に残りました。

②muse

2店舗目はグランビアストリートというメイン通りの一つにある「muse」
「muse」は、バンクーバーのあるBC州に5軒ありますが、どうやらトロントなどの他の州にはありません。
他店舗であるサウスグランビル店は、合法化後のバンクーバーで4番目にできたディスペンサリーのようです。

公式HP: https://www.musecannabis.ca/
IG: https://www.instagram.com/muse.cannabis/

こちらは僕がバンクーバーで初めて行ったディスペンサリーなので個人的に思い入れが強いです!

外観がおしゃれなカフェのようで、初めて行った時は通り過ぎてしまいました。

店内はとても綺麗で、展示が多いのも魅力的です。
店員さんは若いお兄さんが多く、商品を見ていると積極的に話しかけてくれる印象があります。

たまにわんちゃんがレジで寝ています。見れたらラッキーかもです。

③City Cannabis Co.

3店舗目は同じくグランビアストリート近くにある「City Cannabis Co.」
バンクーバーにきた人に一度は来店して欲しいディスペンサリーがこのお店です。
BC州に5店舗あり、オンラインでの注文・配達にも対応しています。

HP: https://www.citycannabis.co/
IG: https://www.instagram.com/wearecity.co/

まず外観ですが、クラブのように入り口に店員さんが立っていることが多く、ID(パスポート等)とクレジットカードなどの名前の記載がある身分証明を見せなければ入店することができません。18歳以下が入店できないように徹底的な対策をしています。

店内はとても綺麗で展示の数もダウンタウンで一番多いです。

通常、他店舗の店員さんは3名ほどなのですが、「City Cannabis Co.」には7名ほどいました。また店員さんも若い方よりも大人が多い印象です。

テレビサイズのモニターが2台設置されており、検索することが可能です。画面が大きいので、店員さんが検索結果を見せながら商品の説明をしていることもあり、非常に分かりやすいです。写真撮影の許可をとる時も「もちろん大丈夫!でもお客さんの顔が写らないようにしてね!」と注意喚起も付け加えていて、丁寧さと配慮を感じました。

④Canntina Cannabis Downtown

同じくグランビアストリート近くにある「Canntina Cannabis Downtown」

HP: https://canntina.com/nelson-menu/
IG: https://www.instagram.com/canntinaclub/

「Cannabis」と書かれたフラッグが目印で、青と白基調の外観はクリニックのような印象を受けます。

店内は広くゆったりとしており、ピックアップ商品を展示しています。基本的にはレジ前にある紙から注文するようです。こちらのお店の特徴は店員さんが全員女性だということです(2回来店中、2回とも全員女性でした)。
僕が日本人だと分かると「この子日本人だって!」「おー!日本行ったことあるよ!」といった感じで会話がどんどん広がっていき、女性店員の多さゆえに作り出せる雰囲気を感じました。

⑤The Medicinal Cannabis Dipensary

5店舗目はダウンタウン南西に位置するDavie Stに位置する「The Medicinal Cannabis Dispensary」

HP: https://cannabisdispensary.ca/

一見、普通の家かと勘違いしそうですが、看板がありディスペンサリーだと分かります。

残念ながら店内は写真撮影禁止でしたが、店員さんが入り口に常駐しており色々と紹介してくれました。
店内は商品の展示がほんの一部しかなく、入店と同時にレジに並ぶ流れになります。
レジでは、店員さんがカウンセリングをしてくれて、候補をいくつかあげてくれます。もちろん、具体的な商品名を伝えても大丈夫かと思われます。
客が求めているものに沿った商品候補をレジ奥の棚から持ってきてくれる姿は本当に薬局のようでした。

また、名前にMedicinalが入っていることや、名刺の裏にドラッグテストの案内を載せていることから、医療としての大麻を意識したディスペンサリーだと分かります。

⑥CottonMouth – Boutique

6店舗目は同じくDavie Stという通りにある「CottonMouth – Boutique」

HP: https://www.cottonmouth.co/

CottonMouth (コットンマウス)=口の乾きということで大麻LOVEな感じが伝わってきますね。
個人的にはコットンマウスキングスというヒップホップグループを思い出します!

店頭にはボング等のアクセサリーが多く展示されており、大麻製品は一部しか展示されていません。レジにある製品リストから選んで注文するシステムです。初めて利用する方にとって文字情報だけで注文するのは難しそうだなと感じました。店内は少し狭めですが、入ってすぐにレジがあり、店員さんが立っているので「いらっしゃい、調子どう?」の挨拶からスムーズに接客が始まります。来店時は僕しかいなかったので、「4月なのに今年は寒い!」「日本人?アニメめっちゃ好き!」「この前入ったエディブル、僕の一番のおすすめだよ」など話しかけていただいて、とてもフレンドリーな接客でした。

⑦Dutch Love

続いてはロブソンストリートにある「Dutch Love」

「Dutch Love」はバンクーバーのあるBC州に8店舗、トロントのあるオンタリオ州に7店舗あるカナダで有名なディスペンサリーです。オンライン注文と配達も行っています。

HP: https://dutch.love/
IG: https://www.instagram.com/xodutchlove/

入店すると、椅子と机があります。

そして店内はとても綺麗で、まるで百貨店の1フロアのように感じます。ラグジュアリー感のあるディスプレイを徹底しており、大通りに面していることから光も差し込み、ゆったりとした時間が流れていました。

タブレットが6台設置されてあり、どのような商品があるか検索することができます。前回のToronto Expoの記事でも大麻製品の検索アプリを作っている会社が2社ほどありましたが、独自のアプリを採用しているように見えます。

また、客が使用できるトイレもありました。トイレが利用できるディスペンサリーは珍しいと思います。

⑧Yaletown Cannabis Store

8店舗目はダウンタウンの南東に位置するYaletownというエリアにある「Yaletown Cannabis Store」
HP: https://yaletowncannabis.ca/

少し見つけにくい場所にあるのですが、黄色い看板があるので迷うことなく到着できました。

入ると可愛い絵が迎えてくれます。

このお店も商品を一切展示しておらず、モニターから選択して注文します。

モニターに表示されている商品の文字色で「インディカ」「サティバ」「ハイブリッド」「CBD」がすぐ分かるようになっています。レジ前にもモニターがあるので、店員さんのおすすめを聞くこともできます。

⑨Dutch Love Cannabis

最後は同じくYaletownにある「Dutch Love Cannabis」

ロブソンストリートにあった「Dutch Love」とどのような違いがあるのか、比較してみましょう。

外観に大きな違いはないように感じます。

とても綺麗な店内で、展示されている商品から選択するか、レジ後ろにあるモニターから選んで購入します。このお店では唯一、服を販売しており思わず買ってしまいました。
(Sサイズが思いのほか小さかったので欲しい方いれば、ご連絡ください!)

服は紙袋に入れてくれたのですが、紙袋に「Breakfast Club」と書かれているのに気づきました

同名の映画が大好きなので、思わず「このBreakfast Clubてどういう意味!?」と興奮気味に聞いてみると、紙袋に書かれている「Breakfast Club」というのはDutch Loveのメンバーサイトのようなもので、入会するとハッピーアワー(Sale時間)などの情報を得られるようです!

映画とは関係がなかったのですが、可愛いデザインなので普段の小物入れに使っています笑

Duthc Love Breakfast Club:  https://dutch.love/pages/breakfast-club

服の他にも本なども取り扱っていました。
ロブソンストリートにある店舗と比べると、タブレットの設置などもなく、やや狭いように感じます。
しかし、服や本が販売されていたり、こちらの店舗の方がよりゆったりとした時間が流れているように感じました。
店内の清潔感を含む雰囲気は共通していますが、細かな部分で同じダウンタウン内でも差別化をしているようです。

4.感想と推測

それでは、バンクーバーのダウンタウンにある9店舗のディスペンサリーを訪れた感想と推測をいくつか共有します。

距離規則

まずは、MAPを作成して「距離が一定以上離れている」ということが気になりました。日本でタバコを新たに販売する時は、既存のタバコを小売店と25m〜300m離れていないという決まりがあります。これは過度な販売競争を回避するために存在し、カナダのディスペンサリーにもこのような規制があるのではないかと考察しました。
調べてみると、バンクーバーと同じBC州にあるスコーミッシュという町の制限に「他の大麻小売店、学校、地域のコミュニティセンターから300m離れていないといけない」という表記がありました。大麻に関する規則は州ごとに定められているので、バンクーバーにも同じ規則があることが分かります。

「カナダにおける大麻の歴史」という記事でしばしばカナダの大麻とお酒を比べましたが、この距離規則に関してはどうでしょうか。お酒に関して言えば、「お酒の小売店は教会、公園、学校、コミュニティセンターから150m離れている必要がある」という規則があるようです。お酒の小売店の距離規則が150mであることに対して、大麻小売店が300mあるということから、お酒よりも大麻の方が厳しく制限されていることが分かります。まだ解禁して4年ということからも、まだ様子見の段階なのでしょうか。

「合法化前はもっと多くのディスペンサリーがあった」という話をしばしば耳にしますが、「非合法な店(販売許可が取れなかった店)が淘汰された」という理由に加えて、「距離規則の影響でやむなく閉店した」という理由もあるのかもしれません。

2022/6/2 財務省 たばこ小売販売業について 平成25年
(https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg2/sogyo/131010/item1-2.pdf)

2022/6/2 District of Squamish restrict
(https://squamish.ca/yourgovernment/projects-and-initiatives/completed-projects/2016-completed-projects/businesslicencebylaw/cannabis-retail/)

2022/6/2 Liquol Store Guidline 2018 May
(https://guidelines.vancouver.ca/guidelines-liquor-store.pdf)

ディスプレイ

ディスペンサリーの外観の写真をいくつか載せましたが、なにか気づくことはないでしょうか?
全てのディスペンサリーに共通していることが「外から大麻製品が見えないようにしている」ということです。
たとえば、「City Cannabis Co.」は、外から店内が一切見えません。Dutch Loveは、外から店内が見えますが、商品棚の目線の高さが曇りガラスになっており、近づいて覗き込むようにしないと商品が見えません。

これらのウィンドウディスプレイの制限は、若者が興味を持たないためだと推測できます。

現在通っている語学学校の生徒が「カナダは大麻が合法らしいけど、どこで売ってるの?」と言うくらいには、興味のない人からするとディスペンサリーの存在に気づかないようになっています。

僕は大麻合法化で起こりうる問題の一つに、「本来関わる必要のなかった未成年が大麻依存になってしまう」という問題が挙げられると考えています。なので、この制限は未成年が早期に嗜好用大麻に興味を持たないようにするという点で重要だなと思います。酒屋も同じく、中が見えないような外観になっているのですが、ディスペンサリーよりも少し制限が緩いような気がします。日本のコンビニの成人雑誌の規制と同じく、商品そのものが悪いというわけではなく、未成年と適切な関係を保つためにある規則なのだと思います。

2022/6/2 Authorized cannabis retailers in the provinces and territories
(https://www.canada.ca/en/health-canada/services/drugs-medication/cannabis/laws-regulations/provinces-territories.html)

大麻産業によるイメージ改善

ディスペンサリーで拙い英語ながら店員さんと話していて強く感じたことは接客の丁寧さです。ディスペンサリーの方々はチップを受け取らないにも関わらず、接客が丁寧で、見た目も清潔感を意識しているように感じます。百貨店のような雰囲気と表現したように店内も綺麗な店舗が多いです。

また、「大麻業界にはNGワードがあるのではないか?」とも考えました。たとえば、当記事の最初に紹介した「Marigolds Cannabis」にて「CBGはUp」という説明をされたのですが、HighではなくUpという言葉をあえて使っていることに少し違和感を覚えました。もしかすると、英語力の拙い僕に分かりやすい単語を使っていただいたのかもしれませんが、過去の大麻に対する悪いイメージを払拭するために言葉を選んでいるのではないかと推測します。代表的な例でいうと「marijuana(マリファナ)」ではなく「Cannabis(カナビス)」と表現するように、過去の大麻に関するワードの中には差別的・アングラ的な意味合いを持った言葉があり、それらの言葉を使用することを控えています。

大麻産業の一員ということを自覚し、見た目や言葉遣いから大麻に対するイメージ改善を図っている方がディスペンサリーの店員さんには多いのではないでしょうか。

5.まとめ

当記事では、Cannabis Map in Vancouverを作成いたしました。

カナダのダウンタウンの一部ディスペンサリーを画像と共に紹介し、店内の雰囲気をお伝えさせていただきましたが、いかがだったでしょうか?

少しでも大麻合法国のディスペンサリーの雰囲気が伝われば幸いです。

もし、バンクーバーに行かれるのであれば、このMAPを見ながら色々なディスペンサリーを巡ってみてください!
僕の感想や推測は前述した通りですが、初めてディスペンサリーを訪れた他の方がどのような感想と推測を抱くのかすごく興味深いです。海外のディスペンサリーやCBDショップから学べることが沢山あると思うので、今後もし違うエリアや国に行くことがあれば、新たなMAPを作成したいなと考えております!

東京編や大阪編も作成したいなとも思っておりますので、是非チェックしていただけると嬉しいです!!

ご精読ありがとうございました。

参考文献

2022/6/2 財務省 たばこ小売販売業について 平成25年
(https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg2/sogyo/131010/item1-2.pdf)

2022/6/2 District of Squamish restrict
(https://squamish.ca/yourgovernment/projects-and-initiatives/completed-projects/2016-completed-projects/businesslicencebylaw/cannabis-retail/)

2022/6/2 Liquol Store Guidline 2018 May
(https://guidelines.vancouver.ca/guidelines-liquor-store.pdf)

(2022/6/2 Authorized cannabis retailers in the provinces and territories
https://www.canada.ca/en/health-canada/services/drugs-medication/cannabis/laws-regulations/provinces-territories.html)

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